10月以降、事業化への取り組みを大きく変えることにしたのは、すでにお伝えした通り。
しかしながら、そうすんなり方針転換できるわけでもなく。
事業が立ち上がったあとで「ご提供するサービスを変える」のは、後でいくらでもできますが
(…というか、事業を存続させるためには常に新しくしていかねばならないと認識していますが)
「運営チームの顔ぶれ」+「資本の出し手」というのは、事業体そのものの性格を決定づけるものですから、
「やり方を変える、構成を変える」といっても、方向性の選択には慎重にならざるを得ません。
しかししかし、今の膠着(こうちゃく)状態、つまり
「経営資源が集まらず、前進できない」
というもどかしさは、いい加減に解消したい!
…で、昨日の朝にガバっと目覚めたとき、ふと
「事業の立ち上げ期における”自分の役回り”を、根本から変えてみてはどうか?」
という考えが浮かびました。
「自分の”立ち位置”を柔軟に考えれば、どなたに、どんなご協力をお願いすれば良いかは自然と見えてくるのでは?」
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私の考えた事業は、将来を見据えたビジョンとして
- 土地ごとの観光関連データを1ヶ所に集めた、データバンクを作る
- そのデータバンクを活用した、旅行サービスの運営システムを作る
- 事業の運営を通して、その土地に根付いた観光人財、国際人を養成していく
- これらの運営システムを、他の土地でも利用できるように普及させていく
といったことを想定しています。
こうした活動を通して
「地域の観光資源を守り・育てていくための『お金の流れ』が生まれる。地域内での働き口も増える。事業からの利益も、すべて地域振興のために活用できるようになる」
と考えています。
コンピュータの世界では「OS」と呼ばれる基本ソフトが大きな役割を担っていますが、私の場合も文字通り、旅行サービスにおける「世界標準のオペレーティング・システム(OS)」を新規に作りたい、という意欲を持って準備を進めてきました。
(開発にあたっては「トヨタ生産方式」の思想を取り入れるつもり。旅行業なのに)
この事業の妥当性、将来性について確かめるべく、すでに50名以上の方に話を聞いていただきましたが
「確かにこれは”長い目で見れば”、価値あるシステムに育つだろう」
…とは評価していただく一方、
…とは評価していただく一方、
「最初からそんなに壮大なことを言われても、手助けするのはムズカシイ。今の私からすれば、コミットする必然性が感じられない」
…という反応が多いようです。
確かにそうかもしれないな、ということで、何らかの工夫をしていかねばと考えていたところでした。
(ガバっと起きた瞬間のひらめきって、大事です)
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さて、ここで唐突ですが質問です。
次のような話を聞いて、おかしいと思いますか? 面白そうな話だと思いますか?
(喩え話ですので、気楽にお読みください)
「私はパリ育ちのフランス人、ジャン = ピエールです(ぼんじゅーる)。
これから、パリ在住の日本人の皆さんと一緒に
日本からパリを訪問されるお客様に向けた
旅行手配サービスを立ち上げます。
言うなれば
『パリに精通した日本人による、日本人のお客様のための旅行サービス』です。
パリ好きなあなたに、ぴったり。
サービスはすべて日本語でご提供しますから、ご安心を。
ご旅行中のお困りごとも、現地スタッフが即座に解決いたします。
スタッフのほとんどはパリ在住の日本人ですが
私、ジャン = ピエールは地域での調整役として
日本人の皆さんだけでは対応が難しい部分を、お手伝いさせていただきます。」
この事例における「フランス人、ジャン = ピエール君」の役回りを私が担ってはどうか、というわけです。
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今回はあえて内容をぼかして書いてみましたが、思考の転換ポイントは
「自分こそが経営者である。事業運営の責任者である」
…という視点からはいったん離れ、
「この事業の立ち上がり方として、もっとも自然な形はどういうものか?」
…をまずは考えてみる、ということ。
特に「誰が、どんなチームが」この事業を推進するのにふさわしいか、という部分。
特に「誰が、どんなチームが」この事業を推進するのにふさわしいか、という部分。
そこに自分を当てはめてみることで、長い足踏み状態を打破できる”きっかけ”が出てくるのでは、と考えたのでした。
すでに、この視点に立ってのアクションを始めていますが(決めたら早い)、さてどんな結果になりますやら。
またご報告いたします。
それでは、また!
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