これからの”わたし”の話をしてきた

2014年12月17日水曜日

t f B! P L
12月14日の衆議院議員選挙の日、

私は「京都大学益川ホール(北部総合教育研究棟)」というところで開かれたイベントに参加しておりました。
(投票にはちゃんと行ったよ)

タイトルは…「これからの”あなた”の話をしよう」。

自身の「キャリア形成」ということに意識の高い学生さん(ざっと100名以上。所属大学はさまざま)と、

そうした学生たちと対話の機会を持ちたい社会人との、一大交流イベントでした。


こうしたイベントに参加する機会は多くはないのですが、主催者である株式会社Credo Ship.様(ご担当の板井さん、大河原さん)が同じシェアオフィスで普段から顔を合わせているという気安さもあり、

また今の私自身が「これまでのキャリアとは非連続の”道”を、いかに切り拓いていくべきか」という課題に煮詰まりつつあったため、何らかのヒントをつかもうと参加してきました。

結論から先に申しますと「本当に、行ってよかった」。

今回は、その体験レポートです。

(イベントページ)
https://www.facebook.com/events/297510873781828/

以下、イベントページからの抜粋。

【Session.1 "キャリア教育"を語る白熱教室!】

「キャリアとは?」「キャリア教育とは? 誰が担うものなのか?」「人が活きる組織や社会とは?」など、会場のみなさんとともに議論します。
 

 <登壇者> 
 三共精機株式会社 代表取締役 石川武様
 

 (コーゾー注記:お話の中にあった「経営者として経験を重ねれば重ねるほど、自分の中から無駄なものが削ぎ落とされていく」という感覚、経営者見習いとしても納得です。→参考HP
   
 大阪府立箕面高等学校 校長 日野田直彦様

 (コーゾー注記:30代の熱血校長、穏やかな笑顔の裏に秘めたる闘志! 先進的な取り組みの数々はすごいの一言!→参考HP

【Session.2 選抜学生の"志"のプレゼンテーション】

 
この日の舞台を目指して、自分に向き合い、仲間とともに1カ月間揉んできた5人の学生による"志"のプレゼンテ―ション。過去にどのような経験をし、未来に何を掲げ、そのために今何をするのか。一人一人の鮮やかな"色"に触れる中で、なにか心に響くものがあるでしょう。 


【Session.3 これからの"あなた"の話をしよう!】

参加者どうしの対話の時間。世代も立場も興味も様々な人たちの関わり合いの中で、自分自身の想いをじっくり深め、発信し、ふっと「あったらいいな」「なんとかしたい」という自らの想いがふっと湧き出るような時間を創ります

【Session.4  前に踏み出そうという"あなた"にオススメの団体紹介】

自身の想いを掴みかけたところに、京都・関西の地で具体的な活動をしている団体紹介を行います。みなさんが一歩踏み出すその先が見つかるかもしれません。
 

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さて、今回のハイライトは【Session. 2】学生さん5名による「”志”のプレゼンテーション」。その顔ぶれは…。
 
 ・抜群の行動力で日本中の教育現場を元気にしたい!と意気込む、文部科学省の内定者。

 ・まだ医学部4回生ながら、医療マネジメントへの意識がハンパない。視野が非常に広く、起業家としても楽しみな方。

 ・サスティナブルな農業経営の実現を地球規模で考えている、スケールの大きい農学部生。研究者志望。

…いやー、すごい。本当にこれからが楽しみです。あとのお二人も、学生離れした”華”があって凄かった。

今回は客席にぼんやりと座っているだけ、…というわけでなく、個々人で深く考える時間や、偶然隣り合わせた方々との対話の時間もたっぷり用意されていました。

対話からの「気付き」を、客席の皆さんとシェアする時間も。

はい、そんなわけで【Session.3】のところで、私も発表しちゃいました。

これからの”わたし”の話。

以下、私の決意表明。

(現場でのメモ(…をスキャンした画面)。読みにくくてすみません)


【きょう、この場で完了する”わたし”

  「自分に対する厳しさを、他者にも向けてしまう私」

 自分のことを「欲求の薄い人間」と言いながら、身近な人に対しては「なぜあなたは、この程度のこともできないのか」と、具体的な行動を求めてしまう。時として、相手を追い詰めることも。


【今、ここからの”わたし”】 

  「欲する人に、欲するもの(こと)を、ひたすら”与える人”であれ」

 まず、相手が欲していることは何なのかを確かめ、それに応じることを旨とせよ。その姿勢で人と接し続けてはじめて、強い共鳴や共感が得られるはず。
 

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現場にいらした皆さんスミマセン、文脈の説明が乏しくて…。

「いったい、なんのこっちゃ」という感じだったかと思うのですが、自分としては「言ったからには、変わらなきゃ」という意識が芽生えて、本当に良かった。

今年の後半は壁にぶつかり続け、「自分の姿勢を根本的に変えなければ、もはや前進できない」 と思っていました。しかし、どこをどう変えなければいけないのかがわからない。

この場に座らせていただいたおかげで、ようやくモヤモヤが晴れた気がしました。

メディア人からビジネスパーソン(中でも、事業開発の責任者)に転身すると決めたのなら、まずは根本的な意識を「発信者」から「受信者」に切り替えなければならない。

それは「他者からの”欲求”を受けとめ、Giveしつづける人」への第一歩。

今の私であれば「強くお願いすれば、支援してくださる方」を求めるのではなく、

「そうそう、こういうことを私も実現したいと思っていたんだ!」と共鳴してくださる方に、”機会”(opportunity)という名のプレゼントを手渡すこと。

大好きなこの絵本のことも走り書きしていますね。また読まなきゃ。

ところで、当日の模様を登壇者である石川武社長が、ブログに書き残していらっしゃいました。
うむむ、私の文章なんかより、遥かに簡潔でわかりやすい(→こちら)。
「志というものは、自分の夢とは違う。もし自分が道半ばで倒れても何も惜しくない、次の世代に笑って託せる人の想いのこと。それくらい壮大でそれくらい一般的で、それくらい時間がかかることです。」
…本当にその通り。今の私は幸いにも、確かな”志”を抱いて、事業開発に取り組めています。心の底から、有り難いことだと思っています。

だからこそ、早く「私の考えた事業」を「私”たち”が実現したい事業」にしなければならない。

京都での仲間探しの旅は、まだまだ続きます(…というか、これからが本番です)。

貴重な体験の場にお招きいただいた株式会社Credo Ship. の板井代表、コーディネーターの大河原さん(京大法学部5回生)、本当にありがとうございました。学び・気づきの多い、たいへん意義深い時間でした。

また、牡蠣を食べながらじっくりお話ししましょう(牡蠣を割るための軍手、持っていきます)。

それでは、また!

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